法人概要

ごあいさつ

理事長
公益財団法人 北海道演劇財団
理事長  秋山 孝二

「公益財団法人北海道演劇財団」は、2014年7月から新しい体制でスタートしています。「公益財団法人」としての理念を再確認して、北海道の演劇振興と、地元北海道の役者たち演劇人を、何とか通年で芝居が出来る環境を創る、その先頭に立って活動をしていく所存です。これまで同様のご指導、ご支援をお願い申し上げます。
新たな方向性を象徴するのが、これまで築いてきた財団の貴重な財産「札幌座」の機構改革です。2012年4月、札幌でプロフェッショナルな演劇活動を目指す演劇人が共同で活動する場とすべく、「TPS(シアター・プロジェクト・札幌)」から「札幌座」と名称を改めました。民間でありながらも、パブリックな役割を帯びた札幌の中核演劇創造集団として、専属メンバーのほか、他劇団で活動する人も参加できるシステムにより、各回多様な演劇人たちと作品を創り出しています。札幌座に所属する5人のディレクターたちの作品を、1年に5~6本上演するとともに、毎年の国内外ツアーも行っています。
当財団の当面の活動では、まずは、<演劇製作>です。演劇シーズンでの公演、道内・東京ツアー公演、新作公演を実施しています。さらにこれまでの実績を基に海外公演も順調で、着実に交流事業が進展しています。
次は、<シアターZOO>です。企画・提携公演【Re:Z】(リ・ゼット:繰り返しZOOに来ていただけることを願った「リピートZOO」の略称)が全国的に知名度が上がってきており、応募が多く選考が大きなポイントになっています。全国各地での企画がブランド化することは、札幌・北海道の演劇文化の発信にもつながると期待も一層膨らみます。
三つめは、<地域文化>です。これまで各地の劇場や文化団体と一緒に、共同で演劇公演を企画し、それを街づくりに活かしていますが、その規模が沖縄、九州を含めて広がっています。「担い手育成」が当財団の公益たる大きな使命であり、ともに演劇を通じて「場を創る」活動を共有し、街づくりへの進化を期待しています。
私は、この間、濃淡はありますが、関係者として設立時から当財団の活動に関わって参りました。5年毎の長い時間軸で振り返ってみると、劇場関係者のみならず、マスメディア、企業、市民の皆さまのご協力を得て、北海道における「演劇」の価値が確実に上がってきているのを感じています。芝居自体の質・量はもとより、各劇場に足を運ぶ観客の層・拡がりが、以前よりもはるかにレベルアップしています。そして、「産業としての演劇」、言い換えるならば演劇で飯を食える基盤づくり、演目等に裏付けられた「雇用」が地域に根付く、そんな街づくりの理想を追い求めていきたいのです。
その装置として、例えば毎年11月の「札幌劇場祭」は、新作ほか外国からの招待公演の場、若い演劇人の登竜門的な場として賑わいが定着し、「札幌演劇シーズン夏・冬」は、再演を軸とした人気の演目で初めて劇場に来る方を含めて来場者を増やし、さらには2014年に始まったトリエンナーレ「札幌国際芸術祭」は、「芸術・文化」を横断的に、世界に紹介する企画として今後の展開が注目されます。
私は、ここまで演劇一筋に情熱を燃やして活躍してきた多くの役者をはじめとする舞台関係者、脚本家、演出家、劇場関係者等を思い浮かべ、少しでもその労に報いたい一心で今回理事長をお引き受けした次第です。多くの皆さまのご支援、ご協力をお願い申し上げます。

沿 革

前 史

1989年度 レニングラード・マールイ・ドラマ劇場の札幌公演をきっかけに、
「財団法人演劇振興基金(仮称)」準備委員会発足
1993年度 札幌演劇財団(仮称)設立準備会発足
1995年度 北海道演劇財団設立期成会発足

北海道演劇財団設立 (1996年4月1日)

1997年度 「シアターネットかんげき」結成(~2016年3月まで事務局)
ユースシアター始まる(~2001年)
1999年度 TPSスタジオを開設、事務所も同じビル(南5西1北一ビル)に移転
TPS養成所を開設
2001年度 扇谷記念スタジオ・シアターZOOオープン
TPS劇団化(チーフディレクター:斎藤歩/チーフプロデューサー:平田修二)
2002年度 文学座との提携公演『冬のバイエル』が「東京国際芸術祭」に招待
「地域創造アトリエネット」(くらネット)結成
2004年度 扇谷記念スタジオのあるビル(南11西1ファミール中島公園)に事務所、TPS稽古場を移転、TPSスタジオは閉鎖
2006年度 さっぽろアートステージ 札幌劇場祭Theater Go Roundが開始
2007年度 北海道演劇財団とソウル演劇協会の交流協定締結
2008年度 『秋のソナチネ』札幌劇場祭作品賞受賞
2009年度 TPSと劇団青羽が提携し、『蟹と無言歌』(作:斎藤歩/演出:キム・カンボ)を公演し、
札幌劇場祭演出賞受賞
2010年度 北海道演劇財団とサハリン州文化局、チェーホフ劇場と交流協定締結
『クリスマス・キャロル』札幌劇場祭演劇大賞受賞
2011年度 北海道演劇財団と富平文化財団の交流協定締結
札幌演劇シーズンが開始
2012年度 北海道より公益認定を受け、公益財団法人へ移行
TPSは、機構を改め「札幌座」に名称変更
2013年度 チェーホフ劇場(ロシア/ユジノサハリンスク)が、初めて来札しシアターZOO企画・提携公演【Re:Z】の大賞受賞
※【Re:Z】(リ・ゼット):繰り返しZOOに来ていただけることを願った「リピートZOO」の略称
2014年度 ソウル演劇祭主催「ソウル演劇祭」と大田文化財団主催で「亀、もしくは…。」を公演
2015年度
第46回さっぽろ雪まつり大通5丁目環境広場で「冬物語」を4か国語字幕付き(英語・韓国語・中国語・台湾語)で公演(7日間31ステージ)
札幌座第49回公演/札幌演劇シーズン2016‐冬参加作「亀、もしくは…。」を4か国語字幕付き(英語・韓国語・中国語・台湾語)で公演
2016年度 北海道演劇財団設立20周年・扇谷記念スタジオシアターZOO設立15周年を迎える

公益財団法人へ移行

2008年12月に施行された新公益法人制度によって、民間が新しい公共を担う公益財団法人という道が開かれました。北海道演劇財団は、それまでも、演劇を振興し、演劇を通して街づくり、市民活動の促進を行ってきましたが、この改革を受けて、演劇を通した公益事業を推進しようと、2009年3月の理事会で、公益財団法人化への移行を議決しました。
そして、2012年3月、北海道から公益にふさわしいとの認定をいただき、2012年4月1日、公益財団法人北海道演劇財団に移行し、新たなスタートをいたしました。

目 的

北海道演劇財団は、演劇をはじめ幅広い分野における創造活動による人材育成と創造環境の充実に努めるとともに、地域文化の振興とまちづくり及び市民活動の促進を行い、もって豊かな地域社会の発展に資することを目的とします。

演劇の振興事業

  1. 北海道の演劇の向上事業
    (1) 演劇の製作公演等による人材育成事業
    (2) 提携公演による劇団の活動促進支援事業
  2. 地域における演劇に触れる機会の提供事業
  3. 演劇の創造環境改善と演劇を支える市民活動育成事業

特 色

  1. 全国でも数少ない市民参加型の財団法人です。自治体や企業の大きな出損によるのではなく、趣旨に賛同する地域の企業、団体、個人からの寄付を基本財産として設立されました。
  2. 財団の目的や事業内容には、演劇創造や鑑賞機会の提供などのほか、市民による活動を促進し育成援助することがうたわれています。 文化活動を通じて住民市民の地域社会への参加を促し、人間のつながりを基本とする快適な地域社会の実現に寄与しようとするものです。
  3. 演劇の振興に収まりきらない活動内容を含むため、当財団は北海道と北海道教育委員会に双方から許可を受けた共管法人として平成8年(1996年)4月発足しましたが、平成24年(2012年)4月に公益財団法人に移行しました。

情報公開

平成28年度資料

平成27年度資料

平成26年度資料

平成25年度資料

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