札幌市中央区南11条西1丁目3-17 ファミール中島公園B1F/011-551-0909

  • twitter
  • facebook

「珈琲法要」

ホエイ

札幌演劇シーズン2018冬

このお芝居について

文化4年、西暦1807年、蝦夷地北方で起きた津軽藩士大量殉難事件

江戸後期、開国を求め蝦夷地に襲撃を繰り返すロシア帝国に対し、幕府は警備のため約3,000名の出兵を東北諸藩に命じた。津軽藩は500余名を派兵。そのうち100名がシャリ地方の警備にあたっていた。しかし東北とは比べ物にならない寒さや、原因不明の病のため兵士たちは次々に亡くなっていく。それを受け幕府は、南蛮渡来の飲み物「珈琲」を津軽藩兵のもとに配給した。人々は万病に効くと言われるその飲み物を、病が治ると信じて飲むのだった。

TGR札幌劇場祭2016で大賞授賞作品が、演劇シーズンでシアターZOOに帰ってきます。

全編津軽弁で語られるテキストの心揺さぶられる美しさ。史実に基づいた骨太な脚本とシンプルながら巧みな劇構造、ZOOの小空間で人物がわずか3人というどこへ向かうかわからない圧倒的な役者の押し出し力と、作・演出の山田百次の地に足の着いた物語の確からしさには、懐に呑んだ短刀を突きつけられるような緊張感を劇中ずっと感じました。(TGR2016審査員・四宮康雅さんの講評)

史実以上にいろんなことを考えさせてくれる作品。これを道外の劇団が創ったのかと思うと、道産子としては嫉妬してしまう。(30代女性アンケートより)

涙をこらえすぎて、胸が痛くなりました。(20代女性アンケートより)

演出家からのメッセージ

「珈琲法要」をまた札幌で上演する機会を頂きました。
これは津軽のお話であり、北海道のお話でもあります。そしてこの国の話であり、民族問題を抱える様々な国に関わるお話でもあります。
だからといって堅苦しい話ではありません。ふつうの感覚で観てもらえればと思います。
僕らはまだ、いつもの日常を暮らすことができています。その日常を守るために、平和を求める権利も当然のごとくあります。じゃあその権利を求めるためには、どういう努力が必要なのか?そこは常に意識する必要があるんじゃないか?と、この作品をやる度に感じます。
札幌演劇シーズン2018冬という素晴らしい場での「珈琲法要」、たくさんの方に観て頂ければと願っています。っていうか、観に来てください。

作者 山田百次
演出 山田百次
キャスト 河村竜也(ホエイ/青年団)
山田百次(ホエイ/劇団野の上)
菊池佳南(青年団/うさぎストライプ)
スタッフ プロデュース:河村竜也
照明:井坂浩
衣装製作::正金彩
公演日程表 1月27日(土)
 14:00~/18:00~
1月28日(日)
 14:00~
1月29日(月)
 19:00~
1月30日(火)
 19:00~
1月31日(水)
 14:00~
2月1日(木)
 14:00~
チケット料金 一般:3,000円
学生:1,500円

札幌座くらぶ会員の皆様は
特別割引価格・2,400円でご覧になれます。
事前にご連絡の上、ご予約ください。
チケットの取り扱い ローソンチケット ☎0570-084-001
 Lコード:14002
大丸プレイガイド ☎011-221-3900
教文プレイガイド ☎011-271-3355
NPO法人コンカリーニョ ☎011-615-4859
北海道演劇財団 ☎011-520-0710
お問い合わせ 北海道演劇財団
 ☎ 011-520-0710
 メール office@h-paf.ne.jp
ホエイ
 メール whey.contact@gmail.com
主催 札幌演劇シーズン実行委員会
協賛 秋山不動産・札幌駅総合開発・札幌駅前通まちづくり(株)・テレビ北海道・ノヴェロ・北海道銀行・北海道テレビ・北海道放送
協力 クリエイティブオフィスキュー・シアターキノ・縄文芸術家集団JAM・電通北海道・北洋銀行
後援 札幌市教育委員会
企画制作 ホエイ・北海道演劇財団