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2020年11月15日

シアターZOO提携公演・劇団木製ボイジャー14号 「K氏は青春に坐し、涙した。」 公演中止に至る経緯と、本日判明したこと。

昨日、劇団・木製ボイジャー14号から発表のあった通り、11月12日~15日にシアターZOO提携公演として上演予定だった「K氏は青春に坐し、涙した。」は、4名の俳優に体調不良が見られ、いずれの出演者も医療機関により新型コロナウイルスによる感染症ではないと判断されていましたが、代役での公演継続も困難であったことから、昨日、11月14日の午前中に残るすべての公演を中止する判断をさせていただきました。

昨日14日の段階で体調不良を訴えていた3名は医療機関で受診し、そのうちの2名が念のためにPCR検査を受けていました。そして本日15日、2名とも「陽性」であるとの結果が本人たちに届きました。本人たちが直ちに劇団の代表者に伝え、代表者からも直ちに私のもとに報告がありました。

本日は、11時から最少人数での劇団メンバーによる劇場の後片付けを行う予定でしたが、直ちに自宅待機を命じ、劇場スタッフによる館内全域の消毒を行い、劇場を閉鎖し、現在、保健所の指示を待っているところです。

TGR札幌劇場祭が開催されているさ中に、
劇場でこのような事態を招いたことを深くお詫び申し上げます。

「陽性」と判定されてしまった2名の若い俳優たちが心配ですが、今のところいずれも症状は軽く、処方された薬が効いているのか、熱も下がっているようで、「軽症」に分類されているようで、自宅で療養しています。

本日は、まずは劇場の閉鎖と館内の消毒、情報収集に努め、明日以降、本人たちに保健所の聞き取り調査が行われるようなので、それに応じて当局の指示に従い、劇場をいつ、どのように再開させるのかを判断し、可能な限り迅速に発表する予定です。

7月23日に発表した声明文では、以下のようなことを発表していました。

【劇場で感染者が発生した場合、私たちは潔く敗北を認め、私たちの対策の実施状況の全てを公開し、私たちの対策の不備を検証していただき、我が国の演劇界の更なる挑戦に活かしていただければと考えています。】

対策に不備があったようです。
まずは保健所の指示を仰ぎ、更なる感染拡大を抑制するために全力を注ぎます。

 

2020年11月15日
公益財団法人 北海道演劇財団
芸術監督 斎藤 歩

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