チェーホフ劇場
(ロシア)
演劇文化の伝統が蓄積されているロシアの地方中心都市にあり、約200人(内アーティスト90人)が常勤する劇場=劇団。劇場名が示す通り、サハリンにゆかりがあるチェーホフに創造の一重点を置いて活動している。80年以上の歴史があるが、今回はじめての札幌公演となる。


『私の人生』 原作:アントン・チェーホフ
脚色・演出:ヴャチェスラフ・トィシューック

★公演は終了致しました。



<チェーホフ劇場との交流について>
平成22年に、北海道演劇財団とチェーホフ劇場、ロシアサハリン州文化省の三者が交流協定を結びました。そして同年9月、チェーホフ劇場が主催する「チェーホフ生誕150年祭」に劇団TPS(現札幌座)が参加し、『秋のソナチネ』を公演したほか、同劇場、演劇学校などと交流を行いました。今回は、チェーホフ劇場が札幌劇場に参加し、演劇を通した人と人との交流を深めます。

<作品について>
アントン・チェーホフが書いた小説(日本で出版されている題名は「わが人生」)を原作に「私の人生」を上演します。初演はA.P.チェホフ記念サハリン国際舞台芸術センターで2013年3月に上演。演出はモスクワで活躍中の演出家、ヴャチェスラフ・トィシューック。
本作は、主人公ミサイール・ポロズニェーフという若い人が専制的な父親の権力下から解放され、人生において自分の役割を見出す物語です。最初の言葉から終わりまで、主人公は一般的な人生根底に反対しています。この物語は幅広い世代に共感を呼ぶでしょう。
チェーホフ劇場には、作者の原文が保存されおり、著者独特の皮肉が微妙に強調されており、夢と現実が必ずしも一致しないことが多いということを思い知らされます。

<あらすじ>
「アブラムシは草を食べ、錆は鉄を食べ、嘘は心を食べる」
主人公であるミサイールという若い男は、絶対服従を求める父とそれに従う姉、仕事、小市民的日常の退屈さから抜け出そうと、職や住む場所を変えながら、本当の自分の人生を探し求めます。すべての時間は過ぎ去らず、過去・現在・未来は人を進化させる。
空理空論の人、理想主義者らが現実に直面しながらも、社会生活のなかで生き、抜け出せない姿を時に皮肉に滑稽に描きます。


日時:11月21日(木)19:30
      22日(金)14:00/19:00

料金:一般2,500円 学生1,500円 高校生以下1,000円
    チェーホフ劇場とのセット券:4,400円
    ※11月1日~3日公演の韓国/ソウルからやってくる劇団視線の公演と本公演を1回ずつご覧いただけます!

<お問い合わせ>
011-520-0710(北海道演劇財団)
zoo@h-paf.ne.jp