アマヤドリ
(ひょっとこ乱舞改め)
(東京)
ひょっとこ乱舞結成から12年、アマヤドリとして再出発。広田淳一によるオリジナル戯曲を中心に活動。さりげない日常会話と仰々しい詩的言語を駆使して、ぼちぼち身体性も絡めた表現を展開。クラッピングや群舞など音楽・ダンス的な要素も節操なく取り入れ、リズムとスピード、熱量と脱力が交錯する「喋りの芸」としての舞台を志向している。


ひょっとこ乱舞改め、アマヤドリの国内旅行!! 
『幸せはいつも小さくて
  東京はそれよりも大きい』
作・演出:広田淳一


★公演は終了致しました。



『幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい』
2009年にシアタートラムで上演され高い評価を受けた『モンキー・チョップ・ブルックナー!!』。「少女監禁」という実際に起きた密室犯罪に取材して、コミュニケーションの不全と、引きこもり、そして暴走した愛情の果てにある歪んだ独占欲の問題を扱いました。
同作はインターネットのレビューサイトによる年間投票『CoRich!舞台芸術アワード2009』において、年間第3位を獲得。今回は、その作品のキャストを減らし、物語の核になる人物だけを残して、崩壊していく共同生活と「監禁の連鎖」を巡る、より深く濃厚な密室劇として再構成します。

小田ユキヒト、星野カズユキ、仁村ヒトミの三人は都内で一軒家を借りてルームシェアをしている。星野はある日、長期監禁から逃亡してきたという女、三谷クミコとコンビニで遭遇。たまたまそれを保護する。星野から彼女を警察に連れて行くよう頼まれた小田だったが、監禁犯を名乗る男からの電話に出てしまったことをきっかけとして、自分自身で三谷クミコを守りぬくことを決意してしまう。そうして始まった奇妙な4人暮らしは段々と歪みを見せはじめる。小田は三谷を心配するあまり過保護ぶりをエスカレートさせてゆき、やがて「彼女を守りぬく」ために彼自身が三谷を監禁することを選択する。小田は、広い人間関係を築く同居人たちとは対照的に孤立した生活者であり、彼のすべての思いが三谷へと集中していってしまったのだ。やがて小田は務めていた会社も辞め、彼女との甘い監禁生活に常軌を逸した深さでのめり込んでいく。加速度的に膨張する彼の愛情を止められるものは誰もなく、何もかもを失った小田が最後に耳にする声とはなんなのだろうか……。
崩壊していく共同生活と「監禁の連鎖」を巡る濃厚な密室劇。狂っていく隣人を誰も止められない現代の恐怖をじっくりとあぶり出します。


日時:6月7日(木)19:30
       8日(金)19:30
       9日(土)14:00、19:30
       10日(日)14:00、19:00
初日終演後、初日乾杯を行います。
他の回でポストトークを開催予定。

料金:
〔一般〕前売2,200円 当日2,500円
〔学生〕前売1,200円 当日1,500円


<お問い合わせ>
090-2936‐2116(アマヤドリ)
info@amayadori.sub.jp

劇団ホームページはコチラ↓
http://amayadori.sub.jp/

劇団紹介動画も是非ご覧ください↓
http://www.youtube.com/watch?v=OxgXUwH--4g

 


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