★公演は終了致しました。

八人の子供を育て、定置網の親方の女房になった明治生まれの女が語る一代記。
北海道苫小牧のニシン場の親方の長女として生まれ、夢のような幼少時代をすごしたミキ。彼女が十三才の時、父を海の事故で、母も病で後を追うように相次いで亡くし、人生が一転する。叔母を頼りに弟と二人、やっとの思いで青森に辿り着くが、そこで待っていたのは厳しい現実だった。
平成十一年度文化庁芸術祭演劇部門優秀賞受賞作品