関根浜の自然を愛し、 共に生きた海の男の 「語り残さねばならない歴史」
明治38年。飢饉つづきで、四男坊の亀二は一番年上になってしまった。親子六人、生まれ故郷の八戸を捨て命がけで北に向かった。六歳の事だった。 辿り着いたのは本州の北の果て、下北半島の関根浜。「漁師に学問はいらねえ」の一言で小学校をやめさせられ、亀二は漁師になった。 イワシの地曳き番屋で働き、イカ釣りをやり、厳しい自然のもと成長した彼は、やがてブリの定置網の親方になった。 父が死に、戦争があったが亀二は関根浜の自然を愛し、海の男として誇らしく生きた。 そんな彼の浜に、原子力船「むつ」が来た。 今語らねば忘れ去られてしまうだろう関根浜の歴史。 愚安亭遊佐の父の人生の物語。
★公演は終了致しました。
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