<劇団より> 今回の作品はどうやら震災を扱うようです。どんな状況であろうと人の営みは喜劇として捉えられるという山下が描く一風変わった震災もの。かつてこのように震災を扱った芝居はなかったときっと感じていただけることでしょう。東京公演チラシ裏面に書いた山下の文章にそのヒントはあるかもしれません。 <東京公演チラシ裏面より> とても目立つところでうようよしているものらより、石とかをどけたときにカサコソカサコソガサガサパラパラ走り回り動き回る虫らのような活動に私らが目をうばわれるのは、私ら自身がそのようなところで生活をしているからなのかもしれませんし、そのように石のうらに生息する虫らが、思うほど暗くもなく、つらそうでもなく、楽しいこともそれなりにあり、笑うことも普通にあるという、当たり前の事実をしみじみ確認したいからなのかもしれません。 山下澄人 ★公演は終了致しました。
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