最後の1日は真夏みたいに天気が良くて、札幌マラソンのゴールのとなりで、太陽の代わりにパーライトを浴びて、ZOO8も汗だく気味に閉幕したのでした。
8月の最後の2週間。7つのカンパニーによる劇場祭が無事に行われました。観に来てくださった方、参加してくださったカンパニー様、本当にありがとうございました。
5カンパニー観劇スタンプラリー5000円キャッシュバック!見事達成&ゲッツした皆さん!おめでとうございました!そして皆さん!たくさんの役者投票ありがとうございました。これから厳正なる開票のもと審査委員会にて、女優賞・俳優賞を進呈させていただきます!副賞は、くどいようですが、お米券!お楽しみに!
ゴキケンようサヨウナラと、普通のフェスティバルならここでキレイさっぱり終了の運びとなるはずですが、以前申し上げました通り「ZOO8はミニコミから立ち上がり」そして、ミニコミで終わるのです。ですから、あとちょっと続きます。
ZOO8最終号は10月1万部発行予定です。その発行を持ちまして本劇場祭すべての行程を終了とさせていただきます。役者賞受賞の様子、スタンプラリー達成者数の発表もZOO8最終ミニコミ紙にて。

たぶん。日本じゅうに馬鹿にされても止まらない、今しか出来ないもじゃもじゃな想いをお芝居ていう形をかりて、お客さんや自分らの為に全20ステージ10日間。また来年もありますように。

去年の「ZOO7(ズーセブン)」からスタートしたシアターZOO演劇祭。今年はもろろん(?)「ZOO8(ズーエイト)」。
“続く”というコンセプトで始まったこの演劇祭。今年は札幌で活動中の4つの団体と、新たな可能性を感じさせる生まれて間もない3団体が参加します。

開催期間中は毎日公演があります。同じ舞台セットを基本として入れ代わり立ち代わり…特に週末は1日で様々な作品をご覧いただけます。

また、ZOO8のイベントのひとつとして7月27日に「ZOOを黒く塗る会」の開催。ハンコを集めて5,000円をゲットする「スタンプラリー」。お気に入りの役者さんに直接エールを贈る「役者賞」。そして、4月から定期的に発行している「ミニコミ紙」作成などなど、観るだけでなく参加するというお楽しみもご用意しました。

暑い8月。
ZOOも負けじと熱く参ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミニコミ、お手に取って頂けてますか?

今年はどうしようかと考えて最初に浮かんだ言葉が『Zoo8はミニコミから立ち上がる!』でした。どうして今さらそんな時代に逆行する形を取るのか、という話を。

札幌には他にも演劇フェスティバルがあります。多くはその季節に燃え尽きる熱い熱い芝居のお祭りです。1週間~1ヶ月の期間内にお祭りが始まり、そして終わります。僕は常々、何か欠けてるんじゃないかと思っていたのです。かく言う我がZoo8も公演自体は8月の最後のたった10日間で終わってしまいます。 Zooは小さな劇場です。観客キャパシティは80名。連日超満員でのべ2000人の観客で精一杯です。観客だけではありません。札幌には、今回参加してくれたカンパニーの他にもたくさんの劇団やユニットがあります。限られたお客様や限られたカンパニーしかこのお祭りに触れられない。常々、あらゆるフェスティバルに、そういうジレンマを感じてました。終わってしまって良いのだろうか。僕らのフェスティバルは続くために在るべきだ。

で。ミニコミなのです。A3二つ折りのフル・モノクロ。4月から隔月で四回、
毎号10000部が7ヶ月間に渡り、札幌中にバラ撒かれます。毎号5、6名の
垣根を超えた演劇人の記事が載ります。思った以上にたくさんの方々にあらゆる寄稿をいただけております。ぜひ手にとってみてください。僕個人としては、インターネットでダウンロードというよりも、札幌の店置きや劇団の折り込みチラシの中に足で発見して貰いたいと思ってます。

昨年は観客と作り手の距離について考えました。今年は札幌の小劇場と小劇団の距離について考えてみたいと思います。わざわざこんな北海道札幌のどこかで、頼まれもしないのに産声をあげる、バカにされても止まらない、そういう想いに、ココから、心からエールを贈りたいと思うのです。ぜひ、観に来てください。